【気になるバイオ医薬単語】 theragnostic、 theranostics
どちらも「英辞郎on the WEB」(https://eow.alc.co.jp/)では「該当件数:0件」になります。
「バイオキーワード集」 では、
「治療(=therapy)と診断(=diagnosis)を同時に行うことのできる薬剤のことで,抗がん剤を内包した造影剤分子などの研究が近年行われている.」と説明されています。
実際は、癌のみならず治療と診断を融合した医薬品や医療機器に関連した言葉と思われます。
名詞:”theranostics” は、「セラノスティックス」または「セラノスティクス」です。「診断と治療の融合」を意味しています。「セラノスティックス」の詳しいことは、例えば、産総研(https://unit.aist.go.jp/hri/group/2015_td-4/)のHPを参考にしてください。
形容詞として用いる場合、どのような訳語を当てればいいのでしょうか。
例えば、”thergnostic agent” でしたら、「セラノスティック薬」、「セラノスティック剤」、「診断・治療剤」が良いでしょう。
なお、“theragnostic” を用いた他の例として、超音波診断関連のシステムがあります。
”Non-Invasive Ultrasound Theragnostic System”
「非侵襲超音波診断・治療統合システム」
(参考:http://ci.nii.ac.jp/naid/110009962810)
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